家事や仕事に追われながら子育てをしていると、「最近、子どもとゆっくり話せていないな…」と感じることはありませんか?特に子どもが成長していくと自分でデジタル機器で遊ぶことが増えて親子の会話が減っていきます。しかし、日常の中に「音楽」を取り入れることで、親子の会話が自然と増えるきっかけになります。音楽には、言葉では伝えきれない感情を引き出す力があります。
本記事では、家庭で手軽にできる「音楽を活用したコミュニケーション術」を5つご紹介します。今日からすぐに始められる内容なので、ぜひ試してみてください。
なぜ音楽が親子コミュニケーションに効果的なのか?
音楽は、年齢や言語を超えて人と人をつなげるツールです。とくに親子においては、共通の音楽体験を通して「共感」や「共有」の時間が生まれます。
また、音楽を聴いたり歌ったりすることで、脳内にドーパミンが分泌され、リラックス効果も期待できます。緊張せず、自然に会話が始まる環境が整うのです。
音楽を取り入れた5つのアイデア
1つめ 一緒に歌う時間をつくる
食事のあとやお風呂上がりに、家族みんなで好きな歌を口ずさむ時間を設けてみましょう。
テレビCMの曲やアニメソングなど、親しみのあるメロディは、子どもも自然と口に出しやすくなります。
「この歌、パパが小さいころも歌ってたよ」と言うだけで、世代を超えたつながりが生まれます。
順位 | 曲名 | 出典 | ポイント |
---|---|---|---|
1位 | おどるポンポコリン | ちびまる子ちゃん | 親子で踊れる国民的アニメソング。「なんだか楽しくなってきたぞ~♪」 |
2位 | 残酷な天使のテーゼ | エヴァンゲリオン | 定番のカラオケ曲。「少年よ、神話になれ」 |
3位 | ウィーアー! | ONE PIECE | 冒険心をくすぐる応援曲。「We are! We are! Pirates!!」 |
2つめ 思い出の曲について語る
昔好きだった曲を親から紹介し、その曲にまつわるエピソードを話してみてください。
「この曲を聴くと、学生時代の夏祭りを思い出すんだ」など、音楽と記憶が結びつくことで、自然と会話が広がります。
子どもからも「ママが好きだった曲、聴かせて!」と興味を持ってくれるかもしれません。
🎆「夏祭り」はゲームでもおなじみの名曲
「君がいた夏は~」のフレーズでおなじみの『夏祭り』(Whiteberry)は、もともと1990年にリリースされたJITTERIN’JINNの楽曲をカバーしたもので、2000年に一気にブレイクしました。
当時の中高生だった親世代にとっては、まさに青春を彩る1曲と言えるでしょう。
実はこの『夏祭り』、ゲーム『太鼓の達人』シリーズにも収録されており、リズムゲームとしても大人気。現在の小学生や中学生も、ゲーセンやNintendo Switchなどでこの曲を「ドンドン♪カッカッ♪」と叩いて遊んでいます。
「ママ、この曲知ってるの?」「えっ、これ私の時代の夏の定番曲だよ!」
こんな親子のやりとりが生まれることも。
世代を超えて楽しめる1曲として、今でも多くの人の心に残り続けています。
3つめ 好きな曲ランキングをつくる
家族それぞれが「今好きな曲ベスト3」を発表し合う遊びもおすすめです。
子どもの意外な好みや、親のこだわりを知ることができ、新しい発見が生まれます。
週末の夜に、リビングでプレイリストを流しながらやってみると盛り上がりますよ。
4つめ 音楽クイズで盛り上がる
イントロクイズや、歌詞当てクイズは親子で楽しめるゲームの定番です。
YouTubeや音楽アプリを活用して、家族対抗戦にするのもおすすめ。
音楽をテーマにした遊びは、笑顔やツッコミが自然に生まれ、会話のきっかけになります。
5つめ 自作プレイリストを共有する
SpotifyやApple Musicなどの音楽アプリ、YouTubeでは、自分だけのプレイリストを作れます。
「朝の元気ソング」や「おやすみ前の癒し曲」など、テーマを決めて作ると楽しくなります。
完成したら、家族で交換し合うと、「あ、この曲を入れたんだ!」と話題が増えます。
実際にやってみた親の声
実際に、音楽を通じて子どもとの距離が近づいたという声も増えています。
「中学生の娘と好きなアーティストの話で盛り上がるようになりました」(40代母)
「音楽を一緒に聴くことで、日々の会話が増えた気がします」(30代父)
無理に話しかけなくても、音楽が会話の橋渡しをしてくれるのです。
今日からできる!音楽×親子会話の始め方
まずは、子どもの好きな音楽を聴いてみることから始めましょう。
興味を持って聴くことで、子どもも「もっと話したい」と感じるようになります。
また、自分の思い出の曲をさりげなく紹介することで、自然と世代を超えた会話が生まれます。
まとめ
親子の会話が減ってきたと感じたら、まずは音楽の力を借りてみてください。
共通のリズムや歌詞が、言葉以上のつながりを生んでくれるはずです。
今日からできる小さな工夫が、親子の心の距離をぐっと近づけてくれるかもしれません。
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